good day

生きる。ということについて

よく訪れてくれている、アクト仲間のkanaさんブログで、ちょっと
心の奥に響いたことがあったので。
おばあさんの話でした。

愛情を注いでくれた近しい身内が亡くなる。
言葉では表現できない喪失感があるものです。

私も祖母が数年前に他界しました。元気で、頑固で、でもいろんな問題があり、
長い年月家族で乗り越えてきました。

そんな祖母がある日、足をいため、一気に寝たきりに。意識ははっきりしているものの、
昔の話をしきりにつぶやいたり、体がいたいいたいと泣いて叫んだり。
大変な毎日だったけど、そこにはしがらみなんてなく、ただ一日でも長くそこにいてくれればよかった。

夏のある日、私は大きな事故を起こして、奇跡的に助かりました。
その夜、両親は泣きながら仏壇がある祖母の部屋で、一緒に寝るように言いました。
「あんたが助かったのは、ご先祖様やばあちゃんが助けてくれたんだから。命を大事にしなさい」

翌日。会社に行くと急に自宅から電話。祖母の危篤を知らせる電話でした。
なんとも言えぬ焦りにからまれて戻ると、意識もわずかな祖母の姿。細く冷たい手。
それからわずかな時間で、ふっと旅立ってしまいました。
まるで私の命と引き換えのように逝ってしまったこと。一生この心に痛みは残ると思う。

その後数日間はあまり記憶していません。
気づけば慌しく葬儀も終わり、祖母の寝ていた部屋も、いたことがうそのように片付けられ
祖母のいたことは現実だったのに遠い昔にさえ感じられました。
たった数日前なのに。
家族も、それぞれ喪失感を埋めるために必死だったのでしょう。

不思議なことに、亡くなったときも、葬儀のときも、私は泣けませんでした。
なぜだか分からなかったけど。なんだかいつもそばにいるような気がしていました。

一年後。迎え盆となったとき。
なぜでしょう、急に涙が出たのを覚えています。そのとき初めて、心の奥底から
今はいないということを理解できた、そんな瞬間だったのかも。


今でもよく家族の中では当時の話が出ます。そしてそのたびに、「お前はホントにばあちゃん似だ」と言われ、そして命は大事にしろ、という一言がつきます。

生かされていることは忘れずにいたいです。
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by fumofumo505 | 2006-01-15 23:05 | 立ち止まる。 | Comments(2)
Commented by KANA at 2006-01-17 19:34 x
すごくよくわかります・・

お葬式で遺族が一番忙しいのは悲しい気持ちを数日だけでもまぎらしてくれるからのように思います。

たそがれさんのおばあちゃんが守ってくれた命大切にしたいですよね。
Commented by TASOGARE at 2006-01-24 17:33 x
KANAちゃん、大事なことを思い出させてくれてありがと!

「それぞれの道に光る才能、自由自在に変形も可能」
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